前回の妊娠の時から
ずーともやもやしているのが
臍帯血の民間バンクについて。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ishoku/saitaiketsu.html
(厚生労働省HP 赤ちゃんを出産予定のお母さんへ より)
これはあくまでも個人の見解のため、参考程度に見て欲しいのですが…
臍帯血とは… 臍帯(へその緒)と胎盤に含まれている血液のことで、出産時に採取される。 臍帯血には、 造血幹細胞(赤血球や白血球などの血液を造る細胞)が 多量に含まれている。 (厚生労働省HPより)
まず初めに違和感を抱いたのが、
病院にたまひよなどの出産・育児雑誌や、入院のご案内等の病院案内と
一緒に置いてあったパンプレットです。
臍帯血バンクの団体が許可を得て置いているのだと思うのですが、
あたかも皆んな行っている(検討している)ような感じが出ていて違和感を覚えました。
次に妊娠期間が長くなり、InstagramやYouTubeで妊娠・出産関連のものを見ていると
広告が出てくるようになりました。
『臍帯血』って
確かに一般の人には聞き馴染みのない言葉だし、
将来自分の子どもの病気に役に立つなら…ってなるかなーと思うのですが、
実は厚生労働省も注意喚起する程、
悪質な業者さんもいるみたいです。
臍帯血の民間バンク保存を考えている方は、一度目を通しておくといいかもしれません。
『https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ishoku/saitaiketsu.html』
(厚生労働省HP 赤ちゃんを出産予定のお母さんへ)
実は…私は臨床時代、臍帯血を扱っていました。
そのため、臍帯血を必要とする人のイメージは
白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等の血液疾患の人って感じです。
大学時代は卒論の関係で小児の白血病について調べたり子ども医療センターへ実習に行ったこともあるのですが、
血液疾患を小児で発症する確率は大人に比べて低いですし、
小児の白血病は95%が化学療法(抗がん剤治療)でちゃんと治るため、
臍帯血移植まで行う確率って本当に低いのではないかな…なんて考えちゃいます。
実際病院に置いてあったパンプレットを見てみると、
臍帯血の保存期間は最長で20年と書かれていました。
かなり低い確率の病気のために30万くらい払うって…
まあ、何かあった時の保険料なら安いという考えも分からなくはないです。
あとは血縁者で化学療法でも治らない血液疾患の方がいらっしゃる場合なんかはありかな…???
でも、厚生労働省のHPをよくよく読んでみると…
『一部の臍帯血プライベートバンクでは、臨床研究として預けた臍帯血を用いた治療が行われています。
一般の保険診療は行われていません』
と書かれており、ただでさえ高額な治療なのに保険適用にならないなんて
保管料+治療費で一体いくらかかるのやら…と思ってしまいました。
また、民間バンクのパンフレットには「脳性麻痺」や「自閉症」って疾患も書かれていますが、
こちらはまだ研究段階みたいです。
ドラマ等で心臓移植を待っている患者さんのシーンは見たことがありますか???
あのイメージと近いかなと思っているのですが、
臨床で働いていた時の感想としては…
白血病等で抗がん剤治療だけでは、何度も再発を繰り返し、
余命宣告もされ、最後の手段として
臍帯血をいますぐにでも必要としている方が
本当にたくさんいらっしゃいました。
そのため、今のところ私は
無事に出産できたら
公的さい帯血バンクに提供(寄付)したいと思っています。
現在は臍帯血等を総称とする“『幹細胞』美容” なんて言葉も流行っていますよね…
どこまでが本当のことか、ちゃんと調べた上で、
大事なお金だからこそ
本当に必要なものに使えたら素敵だなと思っています✨
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